奄美群島の民謡(シマウタ)のお話

いもーれ!離島引越し便、担当のHです。今回は私の特技、奄美群島の民謡についてのお話をさせていただきます。

私は沖永良部民謡と奄美民謡(ヒギャ節)を10代の頃からずっと師匠に習っています。また、島や関西での唄遊び(唄掛け)を通して、唄や三味線、島の文化や歴史を現在も勉強している最中です。

また、お引越しの際、ご希望のお客様には引越し祝いの民謡をサービスで演奏させていただいております。

スタッフH プロフィール
現在は沖永良部島に住んでいます。
以前は奄美大島の瀬戸内町にも住んでいました。
趣味は三線と民謡です。

これまでたくさんの方の移住をサポートさせていただきましたが、「島に住んだら三線を習いたい‥。」「民謡を唄ってみたい‥。」「島の伝統文化を学んでみたい‥。」というお客様は、思いのほか多い印象です。

そのような方に、この記事が参考になれば幸いです。

奄美群島の民謡ってどんな感じ?

※ここからは個人的な見解が多く含まれます。

まず、日本の民謡を大きく分けると「日本(大和)民謡」「奄美民謡」「沖縄民謡」「アイヌ民謡」の4つに分けられると、個人的に考えております。

そこから更に細かく分類されていきます。奄美群島を含む南西諸島の民謡は、各島ごとに歌詞の方言も唄もメロディーも変わってきます。

そのため、奄美群島では島が変わると民謡も変わります。(といっても全く異なるわけではなく、類似した民謡はたくさんあります。)

奄美群島北部の民謡

奄美大島、徳之島、喜界島の民謡は、世界的にも稀な「裏声」を使う民謡です。一般的には大和音階の南限とされております。三線の糸を細く張り上げ、唄のキーも高いため、非常に聞き応えのある民謡です。

奄美群島南部の民謡

比べて、沖永良部島、与論島琉球音階の北限とされています。キーも低めで、ゆったりとした曲調の民謡が多いです。沖縄民謡に近いのですが、奄美民謡の影響も多く受けており、独特な音色が魅力です。

このことから、隣り合っているにも関わらず、徳之島と沖永良部では音階もメロディーもかなりの異なりがあります。

島ごとにいつも新しい楽しみや感動を与え続けてくれることが、私が奄美群島の民謡に惹かれ続ける理由です。

ご興味のある方は、ぜひYouTubeなどで聞いてみてください。
本格的に習ってみたい方には、島の教室やサークルもご紹介いたします。

移住後に民謡や三線を習いたい方へ

島へ移住して民謡や三線を習いたい‥という方には、教室に通うことを強くおすすめします。

一人で独学で練習するよりも、誰かと一緒に練習する方が上達スピードは断然早いです。何より、コミュニティに属することで島の知り合いが一気に増えます。

私は関西在住のころから、民謡の教室を通して奄美出身の方に囲まれておりました。移住の際には、知人をご紹介いただいたり、家探しを手伝ってもらったりと、本当にたくさん助けていただきました。

ぜひ、民謡の教室を通して広がる出会いに触れてみてください。

教室の選び方

教室の選び方ですが、やっぱりまずは一度体験に行ってみるのが一番です。自分に合うかどうかを肌で感じてみてください。

協会や団体に属した教室もあれば、協会や団体に属さず、みんなで仲良く活動しているサークルのような教室までさまざまです。

また、琉球音階地域に属している沖永良部島や与論島では、地元の島の民謡ではなく沖縄民謡をメインに教えている教室もたくさんあります。

インターネットで探したり、知り合いに聞いてみたり、観光協会や役場に問い合わせてみたり‥と、教室の探し方はいろいろあります。ぜひ、いろいろな教室に実際に体験に行かれてみてください。

多少であれば、私Hもアドバイスはできます。
奄美群島へ移住後に、三線や民謡を習いたい‥。という方は、
ぜひお引越しとあわせてご相談ください!

その他の島の文化などなど

もちろん、島の文化は民謡だけではありません。

八月踊り、琉球舞踊、日本舞踊、エイサー‥。それに加えて集落ごとの豊年祭など、数えたらキリがないほどの伝統文化が存在します。

伝統文化ごとに保存会もあります。より島に密着した暮らしを味わうなら、ぜひ入会されてみてはいかがでしょうか。

奄美群島では民謡のことを「シマウタ」と呼びます。

この「シマ」は「アイランド(島)」ではなく「集落」を意味する「シマ」です。

同じ島の集落どうしを見てみても、唄や風習や方言には違いがあります。本土では消えてしまいつつある、古き良き空間が今でもそのまま残っているのが、奄美群島の素晴らしさだとしみじみ感じます。

ぜひ、移住後は島の文化に触れてみてください。きっと、奄美や離島がますます大好きになるはずです!

他社との相見積もり大歓迎です!
まずはお見積もりを!
TOPへ